2012年04月21日

心臓に関する二つの話

心臓に関する二つの話

心臓移植、対象5歳引き上げ64歳まで…厚労省
 「日本循環器学会」は、心臓移植を受ける患者の年齢上限を、現在よりも5歳引き上げて65歳未満とする提案を行い、厚生労働省が検討を始めました。

同学会などの「合同委員会」が1997年に決めた「60歳未満が望ましい」という基準によって、60歳を超えて発病した人が心臓移植を望んでも、待機リストに登録されるのは困難でした。

数が少ない移植用心臓を、社会復帰が望める勤労世代に回すための措置でしたが、社会の高齢化や65歳まで雇用継続の動きなどを踏まえて提言が行われました。

日本の様な一律の年齢制限は国際的には例がなく、欧米では心臓移植が始まった80年代には60歳以上の移植患者は約10%でしたが、手術技術の進歩などで現在は約25%に上昇。

アメリカでは約30%が60歳以上で、今年3月にはチェイニー前副大統領が71歳で心臓移植手術を受けています。

世界最小150gの人工心臓
 大阪府吹田市の「国立循環器病研究センター」などのグループが、重症心不全患者が恒久的に使うことができる補助人工心臓の開発に成功しました。

人工心臓のポンプの大きさは直径3センチ、長さ7.5センチ、重さ150グラムの円筒形です。

血栓(血の塊)を作りにくいとされる、血液を送り出すスクリューをポンプ内に浮かせる「非接触型」です。恒久使用を目的に開発されたポンプでは世界最小で、2年後の臨床試験を目指しています。

人工心臓の大部分は移植までのつなぎ役ですが、恒久使用が実現すれば移植を諦めていた患者に希望を与えると考えられます。
posted by ケンゾウ at 17:13 | Comment(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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