2012年04月17日

地球深部探査船「ちきゅう」

地球深部探査船「ちきゅう」

 「海洋研究開発機構」の地球深部探査船「ちきゅう」(5万6700トン)が、「東日本大震災」で起きた巨大津波の発生原因を調べるため、世界で初めて地震の摩擦熱が残る海底断層を掘削する調査を進めています。

ちきゅうは、宮城県-牡鹿半島の約220キロ沖に停泊してドリルパイプを海底断層に下ろしています。

プレート(岩板)の境界にあたる日本海溝付近の調査海域は、一面穏やか。十数羽の編隊を成して舞う海鳥のほかに動くものはなく、30階建てのビルに相当する高さ120メートルのやぐらを持つちきゅうが、驚くほど小さく感じた。

調査海域は水深6910メートル。大震災の震源域を含む、海底下1000メートルまで2本の穴を掘って温度計を設置し、岩石に残った熱を情報源にして、巨大津波の原因になったと思われる断層のずれがどの様な過程をたどったかなどの解析を行います。(調査は5月24日まで実施)

【用語解説】
地球深部探査船「ちきゅう」
 マントルや巨大地震発生域への大深度掘削を行う世界初のライザー式科学掘削船です。「ちきゅう」は、統合国際深海掘削計画(IODP)の主力船として地球探査を行っています。

統合国際深海掘削計画(IODP)
 日本と米国が主導する地球環境変動、地球内部構造及び地殻内生物圏の解明を目的とした国際的な海洋科学掘削計画。(2003年10月に発足)日本の地球深部探査船「ちきゅう」と米国が提供する「ジョイデス・レゾリューション号」、欧州が提供する「特定任務掘削船(MSP)」の複数の掘削船により科学研究航海を実施しています。

ライザー掘削方式
 掘削用ドリルパイプを外筒(ライザーパイプ)で覆い、採掘口と船上で泥水を循環させながら掘り進むお方式。ドリルパイプで泥水を下へ送り、ドリルパイプとライザー管の隙間を削り屑と一緒に泥水が上昇します。

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posted by ケンゾウ at 09:19 | Comment(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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